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 麻布、六本木の皆様こんにちは。

 

クロス動物医療センター麻布台です。
軽度なものはすぐに改善することが多いですが、実は重い疾患に繋がる 可能性もある下痢。

今日はワンちゃんのご家族から一番よく聞くご相談 である「犬の下痢」について簡単にお話しさせていただきます!

ワンちゃんが下痢を起こすと、症状は軽い軟便から水のような下痢ま で様々なものが見られます。
粘液のあるものや血の混じった便も見られることがあり、回数は 1 1 回から複数回、繰り返し強くいきむ様子も見受けられます。下痢を起こ すと腸の動きが悪くなったり炎症が胃に波及したりすることで嘔吐や食 欲不振 を引き起こすこともあります。

・下痢の主な原因は以下の5つです。

1.感染(細菌、ウイルス、寄生虫など)

2.ストレス

3.食事の問題

4.異物の誤飲や誤食

5.その他(膵臓、肝臓、腎臓の問題、ホルモンの異常、生殖器系の疾患、 腫瘍など)

・犬の下痢の治療

下痢の主な治療方法は下痢止めや整腸剤です。
便の検査で問題が見られ る場合、抗生剤や駆虫薬が考慮されます。
胃腸炎が重度の場合は飲んだ お薬がうまく吸収されない場合があるのでお注射での治療が必要になる こともあります。
また、嘔吐がみられる子の場合は内服薬を飲ませても 吐いてしまう場合があるので注射での吐き気止めが適応になる場合もあ ります。
重度の下痢では、血液検査、レントゲン、超音波などの詳しい検査が行わ れ、さらに詳しい検査が必要な場合は、麻酔下での内視鏡検査などが行 われることもあります。

ただの下痢といって侮ってはいけません。 軽度の下痢は 1~2 日で改善することも多いですが、若い子や高齢のわん ちゃん、または基礎疾患など他の病気がある子は無治療で様子をみてい るうちに症状が悪化するリスクがあります。
暑い夏はもちろんのこと、 冬も水を飲む量が減るため脱水を助長し、腎疾患などに悪影響を与える こともあります。

基礎疾患がある、下痢が治らない、おうちが汚れてしま うほど重度の場合は早めの動物病院への受診をお勧めいたします。

ワンちゃんの下痢でお悩みの麻布、六本木エリアのご家族様はクロス動 物医療センター麻布台に是非ご相談ください。